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バイオセンサ向けホスホン酸誘導体

 ホスホン酸誘導体は Al2O3 や TiO2 、ITO などの金属酸化物上に結合して自己組織化単分子膜(SAM)を形成することから、有機デバイスやバイオセンサなど様々な用途で応用され始めています。金属酸化物の表面処理に古くから用いられているシランカップリング剤と比べ、ホスホン酸誘導体は「試薬が安定」「形成される SAM が高密度」「形成される SAM が安定」といった利点を有しています。
 バイオセンサに関しては、金基板上のアルカンチオール SAM が良く利用されています。バイオセンサでは非特異結合を抑制することが非常に重要なことから、アルカンチオール SAM では非特異結合抑制効果の高いオリゴエチレングリコール含有アルカンチオールが汎用されています。 Al2O3 や TiO2 、ITO を基板として用いるバイオセンサにおいてもオリゴエチレングリコールを含有したホスホン酸 SAM が有用であると考えられます。
 そこで、小社ではオリゴエチレングリコールを含有し、末端にカルボキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、アジド基、マレイミド基を有するホスホン酸誘導体を試作致しました。

Biotin PA-SAM Formation Reagent>
 また、小社ではアルカンチオール SAM の One Shot タイプとして Biotin-SAM Formation Reagent (品コード: B564)を販売しております。このホスホン酸タイプである Biotin PA-SAM Formation Reagent も試作致しました。

 上記バイオセンサ向けホスホン酸誘導体にご興味のある方は小社までお問合せ下さい。


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