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新規水溶性POD基質溶液

特長1 変異原性の無い新規水溶性発色基質SAT-3を使用しています。
特長2 発色基質,過酸化水素が予め混合されていますので、面倒な調製や混合の必要が無くそのまま用いることができます。
特長3 保存による感度低下が無いので、保存期間に関係無く安定したデータが得られます。
特長4 水溶性基質を使っているので沈殿を生じる恐れがありません。

 ペルオキシダーゼ(POD)を標識酵素としたELISAに本試薬を用いると、PODによって次第に青色色素(λmax=670 nm)を生じ、硫酸等で酵素反応を停止させると、吸光度の増大を伴って黄色色素(λmax=470 nm)に変化します。この色素体は従来から用いられているo-phenylenediamine(OPD)等と同様に450 nmまたは 490 nmのフィルターで吸光度の測定ができます。また自動分析機器やキットにも応用が可能です。

【容  量】 50 ml(遮光高密度ポリエチレン容器)
【保存条件】 冷蔵保存
(水溶性の基質を用いており冷凍による沈殿等が起こらないため、長期にわたる冷凍保存も可能となりました。)
   長期保存を除いては冷蔵で保存することをお勧めします。
【使用法】 POD標識抗体を固相化したマイクロプレート1ウェルに対し、本試薬を100μl加えます。(使用前に発色温度でプレインキュベートすることによって、安定したデータを得ることができます。)
・反応時間:10分 - 120分
・測定波長:450 - 490 nm(反応停止時:λmax=474 nm)
      650 - 680 nm(発色反応中:λmax=674 nm)
・反応停止液:希H2SO4(最終濃度:2 - 3 mol/l)
       その他、酸性タイプ停止液の使用が可能です。

Fig. SAT BlueとOPDの感度比較

参考文献
M. Mizoguchi, M. Ishiyama, M. Shiga and K. Sasamoto, Anal. Commun, 35, 179(1998)

コード番号 品名 容量 価格(\)
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