新製品

Total RNA抽出キット

Get pureRNA Kit


<特長>

・ フェノール、クロロホルム等有害な有機溶媒を使用しない。
・ 高純度なTotal RNAを高回収率で抽出できる。
・ 動物細胞、組織および血液からの抽出が可能。
・ 大量サンプルからの抽出が可能。
・ RT-PCR、ノーザンブロット等に使用できる。

 

<キット内容>

50 samples
・Lysis buffer 13 ml x 2本
・Precipitation solution I 13 ml x 1本
・Precipitation solution II 8 ml x 1本
・DNase 0.55 ml x 1本
・DNase dilution buffer 12 ml x 1本

<保存方法>

本キットは冷蔵(0〜5℃)で保存して下さい。

 

 Total RNA抽出には酸性フェノール法(AGPC法)が用いられてきましたが、有害な有機溶媒を使用すること、フェノール等のキャリーオーバーにより、下流のアプリケーションを阻害するなどの問題がありました。 また、スピンカラム法でのキットでは、RNAは水溶液として回収されるため、任意の濃度に調製できないという問題がありました。

 Get pureRNA Kitは、溶解液、タンパク除去液およびDNase溶液により構成されており、フェノール、クロロホルム等の有害な有機溶媒を一切使用せず、1時間程度で高純度なTotal RNAをペレットとして得ることができます。 また、スピンカラムやフィルターチューブを用いるキットに比べ、大量のサンプルからでも高純度なRNAの抽出が可能です。本キットは少量の組織や血液、あるいは培養細胞で容易に行えるため、複数のサンプルを処理する際もご使用いただけます。

図1 抽出Total RNAの電気泳動

Lane 1: RNA Marker
Lane 2: HeLa Total RNA (Run 1)
Lane 3: HeLa Total RNA (Run 2)

1%ホルマリン変性アガロースゲル

 

品名 容量 価格(¥) メーカーコード

Get pureRNA Kit

50 samples  18,000  GK04

 

表1 Total RNA回収量とその純度

*上記A260/A280 値は、回収したRNAをTE buffer(10 mmol/l Tris, 1 mmol/l EDTA, pH8.0)に溶解した際の値です。DEPC-treated waterに溶解すると、A260/A280 値が低く算出される場合があります。

*サンプルサイズにより1キットで可能な抽出回数は異なりますのでご注意ください。細胞1 x 106 〜1 x 107 cells、組織25 〜30 mg、血液200μlのとき50回抽出できます。

 

<操作方法> 

例) 細胞からのTotal RNA抽出