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近赤外蛍光標識試薬 ICG 誘導体

<特徴>
  • アミノ基選択的に標識できる活性エステル体である。
  • 近赤外蛍光を用いた低バックグラウンド検出が可能である。

 

 ICG (Indocyanine Green)は肝機能、肝予備能検査のための色素負荷試験にも用いられているシアニン色素で、近赤外領域に蛍光を持ちます。励起波長は 774 nm 付近、蛍光波長は 805 nm 付近であり、生体内で用いた場合でもヘモグロビンなどによる妨害を受けにくいという蛍光特性があります。 ICG 誘導体は分子内に活性エステルを有しているため、アミノ基を有する分子と混合するだけで安定な共有結合を形成します。また、オリゴエチレングリコールを有する化合物は、水溶性を高めることで非特異吸着をより防ぐことができます。今後、生体内における分子動態は更に注目されていくものと考えられ、近赤外蛍光を利用した in vivo 蛍光イメージングへの更なる応用が期待されます。

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