複合体の作成例【酵素-抗体】
① |
アルカリフォスファターゼ(ALP)をSulfo-HMCSによりマレイミド化する |
1. |
ALP 2 mg(14.2 nmol)をトリス緩衝液(0.1 mol/l, pH 7)475 μlに溶解する。 |
2. | Sulfo-HMCS 31 mg(71 μmol)を水5 mlに溶解して加える。 ※ Sulfo-HMCSは使用直前に溶解する。 |
3. | 氷浴中で1.5時間反応する。 |
4. | PD-10カラムで精製する。 |
② |
マレイミド化ALPとFab’(※)とつなぐ |
1. |
マレイミド化ALP (0.96 mg、192 μl )に0.1 mol/lリン酸緩衝液(5 mmol/l EDTA、pH6)で溶解したFab’抗体(0.441 mg、0.15 ml)を加える。 |
2. |
16時間4℃で反応させる。 |
3. | 反応液をカラム精製する。 ※ 抗体からFab’を調製する場合には、酵素処理し、F(ab’)2とした後、2-mercaptoethylamine 等で処理を行ってください。 |